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かわさき眼科クリニック
072-690-7540

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性は高齢化社会の進行に伴い、患者さんが急増している病気です。加齢が原因で起こる目の病気で物を見るために最も重要な黄斑部*に出血や水がたまり、視力が低下する進行性の病気です。加齢黄斑変性は欧米の失明原因の第一位を占める疾患で、現在わが国の失明原因の四位に挙げられます。 加齢黄斑変性は、50歳以上の男性に多く発症することがわかっていますが、 喫煙歴や肥満、高脂肪食の摂取高血圧が危険因子であると考えられています。日本人の発症率は近年増加傾向にあり、加齢黄斑変性は「目の生活習慣病」とも呼ばれています。今後超高齢化社会ではより一層に患者数が増加することが予想されます。

*黄斑部は、眼底の光を感じる網膜の中心の、もっとも鋭敏な場所です。視野の中心であり、物をよく見るときに使います。黄斑に異常が生じるとそれがわずかなものでも、視力を低下させ、しばしば回復が困難となります。

症状について

加齢により黄斑部の細胞の働きが悪くなると、酸素や栄養分の供給が低下し、老廃物が蓄積されてきます。この状態がさらに進行すると、黄斑部に異常な血管(新生血管)が生じ、出血や網膜剥離を起こします。自覚症状としては、視力低下、物が歪んで見える、見たい所が見えないなどがあります。

治療について

現在飲み薬や目薬だけで変性を治し視力を回復させる方法はありません。

加齢黄斑変性と一言で言っても病気のタイプによって同じ治療法でも効果はさまざまです。したがって当院では、精密検査によって加齢黄斑変性のタイプを見極め、病状に応じた治療を行っています。

抗VEGF阻害剤硝子体注入

滲出型加齢黄斑変性は、網膜の下の脈絡膜に新生血管が生じます。この脈絡膜新生血管の発症や進行に関与すると言われているVEGFという物質の作用を抑制する抗VEGF薬を直接硝子体腔に注射する最新の治療法です。

当院で使用可能な抗VEGF阻害剤はルセンティスとアイリーアの2種類があり、病状により使い分けを行っています。

治療時間は5~10分程度です。原則日帰りでの治療を行っています。一般的な薬物治療の成績は3割の方が視力改善、約半数の方が視力維持、残り1割の方が視力低下という結果を得られています。最新の治療をもってしても病気の進行を止めることが出来ない方もおられますが、病気のタイプにより治療成績は異なりますので、ご不安のある方は院長とよく御相談ください。

予防について

高齢化社会における中途失明の原因の一つである加齢黄斑変性の発症には、喫煙や黄斑部の酸化ストレスの関与が知られており、とりわけ、喫煙者の発病リスクは、非喫煙者の3~5倍高いことが最近の研究で明らかになりました。したがって、この病気を予防し、進行させないためには、喫煙者の場合はまず禁煙することが重要であり、酸化ストレスを抑制するような生活習慣を心がけることもとても大切です。最近では、喫煙のみならず、抗酸化ビタミンの摂取不足、黄斑色素(ルテイン)の摂取不足、紫外線の暴露、パソコンやスマートフォンなどから発せられるブルーライトの暴露も酸化ストレスを生じることがわかってきました。
逆に、ほうれん草などに多く含まれるルテインや魚の油に多いオメガ3脂肪酸などを、食品から正しく摂取することが病気の予防に効果があることも知られており、さらには、高用量の抗酸化ビタミンと亜鉛を含有するサプリメントやルテインのサプリメントなども病気の進行を抑制する効果があることが分かっています。当院では、これらの研究成果(エビデンス)に基づいて、受診に来られた患者さまの正確な病態診断と薬物治療を行うのみならず、それぞれの生活習慣を把握したうえで、より的確な予防方法や進行防止策も提案できると思います。


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